梅雨・雨のだるさを治すには?(下)

梅雨のだるさを治すには?(上)のつづき

じゃぁ、どうすればいいかですけれども、

脾を守る

というのが主たる養生法ですね。
そのためには
1)利尿作用を促す食物を食べること、
2)食べ過ぎない
3)甘いものを控える

あたりです。

利尿作用が多い食材でお勧めなのが、小豆・黒豆・ハトムギです。

特に小豆や黒豆。
これは下ゆでしておいて、毎日ご飯と一緒に炊くといいでしょう。
小豆ご飯だと赤飯みたいです(赤飯は餅米で作ります)。
多めに作っておいて、小分けして凍らしておくと便利です。
小豆はカボチャと一緒に炊いてもおいしいです。

ただし、小豆も大豆も砂糖を入れて、餡にしてはだめです。
後述するように、砂糖は脾に負担をかけるからです。

ハトムギは、米と一緒にして炊いても食べられますが、
ちょっと固くて、もそもそするので、おいしくないです。
煎じて飲むといいでしょう。
米のとぎ汁みたいな味ですが、まあ、飲めます。


2の食べ過ぎですが、これはいうまでもなく、
胃腸の働きを悪くしますから、控えましょう。
特に夜食は要注意。

3の甘いものを控えるですが、これは砂糖だけでなく、
炭水化物全般にもいえることです。砂糖・炭水化物は
血中の血糖を上げますので、これを下げるために
インシュリンが分泌されます。たくさん甘いものを
食べるとそれだけインシュリンが必要なので、
分泌している膵臓が疲れてきます。
そうすると身体がだるくなります。
梅雨時は暑いので、
アイスクリームや冷たいジュースが欲しくなりますが
じっと我慢です。

以上が基本的な養生法ですが、
OLさんは、ずっと座り仕事なので、
これだけでは、からだのだるさが
取れないかもしれません。

そのときは、治療をうけにいらしてください。
大多数は、その場で、からだが軽くなるのを
実感して頂けるとおもいます。

それでもだめなときは、以前書いた、胃の気の推拿法がお勧めです。
目でみる中国推拿基本手技のテクニック増補改訂版


ちなみに梅雨だけでなくて、前線が近づいてきて、
雨が降りそうになったら「だるくなる」というのも
同じ原理です。

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かしま鍼灸治療院
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