暑苦しいときのざるそば 夏の養生法4

夏の養生法、薬膳編その2。

夏の暑苦しいときに食欲低下、
消化の良いそうめんや、ざるそばを食べたくなる・・・

胃腸が弱っているのなら、冷えた粥でもよさそうですが、
なぜか、そうめんやざるそばを食べたくなる。

これは薬膳的には説明できます。

手元にある薬膳の専門書には、
「小麦は涼」「蕎麦は涼」とあります。
それに対して「うるち米は平」。
つまり、小麦や蕎麦は米と違って身体を冷やす
作用があるんですね(ちなみに、小麦より蕎麦の方が
冷やす力は強いです)。

食事の本能が狂っていなければ、
自分に合った食事が欲しくなりますから、
暑いときには、そうめんや蕎麦が欲しくなる・・・
と、解釈したいですね。

当院の患者さんで、高級蕎麦屋を経営している方が
いらっしゃるのですが、高級蕎麦なので、
純度が高い蕎麦を出していらっしゃいます。
スーパーで売っているような、蕎麦の味のしない
蕎麦でない。だから冷やす力が強い。

で、その方がおっしゃるには、お店は6月から9月
前半くらいが、一番忙しいんだそうです。
逆に真冬は比較的暇とか。
冬は熱い蕎麦で夏と同じように繁盛・・・
というわけではない。
熱くして食べても身体を冷やす食材は、
身体を冷やすんですね。程度が変わりますが。

その患者さんと、そんな雑談をしていて、
「人間の本能って面白ですね~」って
お互い笑いあっていました。

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かしま鍼灸治療院
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