日焼け 夏の養生法5

中国医学を志す者が避けては通れない古典に『黄帝内経』があります。
現存するのは『素問』と『霊枢』とにわかれているのですが、
そのなかに養生に関する記載があります。

それによりますと、養生の基本は二季節前にやるというものです。
つまり、夏の養生は冬に。冬の養生は夏にというものです。

そのベースにはややこしい人体観・自然観があるんですが、
このHPは一般向けなので、ややこしいヤボな理屈は避けておきます。

さて、これを書いているのは夏なんですが、
夏は冬の養生をしておく季節なんですね~

今回は冬の養生法をひとつ取り上げます。
それが、日焼け。

冬といえばカゼですが、夏に少し日焼けをしておくと、
冬にカゼをひきにくくなります。部位は首の後ろ側です。

以前、クーラーとカゼ2 夏の養生法2でも少し書きましたが、
ここが冷えるとカゼが入ってくると、中国医学では考えるんですね。。

『黄帝内経』とならぶ古典に『傷寒論』という書物があるんですが、
主にカゼについて記述しています。
『傷寒論』の理論では、典型的なカゼは、
首筋から風寒(ふうかん)の邪が入ることによって起きるとしています。

じゃあ、風寒の邪、特に寒=冷えが入らないようにするには、
どうすればいいか?ここを陽気でガードすればいい。
体力をつけて内から陽気を蓄えるのもいいんですが、
首筋の皮膚の部分に陽気を蓄えておくといい。
それが、この部分の日焼けです。

特に冷え症の人は、夏場に少し日焼けするといいんです。
私も冷え症なので、結構日焼けするようにしています。
中国医学を学ぶまでこのことを知らなかったので、
結構カゼをひいてましたが、最近はほとんどしなくなりました。
その養生法はいくつかありますが、ひとつが夏の日焼けです。

「ん?シミになるからいやよ~」と、思った方・・・
皮膚の弱い方は、一考しなければなりませんが、
しょっちゅうカゼをひいているよりは、いいんじゃないかなぁ。。。
って男の私は思っちゃいますけどね~。

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