夏ばて:長夏(晩夏)の養生法2

先日書いた長夏の養生法の続きです。

長夏の養生は、身体の熱を取るたべものや飲み物を
取ることです。

一番簡単なのが五味子茶。

五味子ってなに?

五味子っていうくらいだから、五つの味があります。
五味とは酸苦甘辛鹹です。このうち酸味(すっぱい味)
が一番キツイですかね?五味のバランスは、
五味子の"モノ"によりますし、抽出方法にもよります

中薬事典には、性味が酸温、帰経が心肺腎と書かれています。

性味は生薬の性質です。酸は収斂させる作用のことです。
漢方では熱の処理にはいくつかあり、冷やしてさます・
鎮めて冷ます・押さえ込んでさます等の方法があります。

このうち、五味子は石膏のように冷やして冷ますのではなく、
収斂させて冷ますのですね。ですから胃腸への負担が
少ないという性質があります。温、つまり温めるという
性質もありますし。

五味子茶レシピ

じゃぁ、以下に五味子茶のレシピを書いておきます。
とってもカンタンです。

五味子(50g)
水  (1リットル)
蜂蜜 (適量)

五味子は漢方薬局で買えます。

たまに韓国食材店でも売っています。 漢方薬局のは完全に乾燥させたものですが、 韓国食材店には半生が売っているかもしれません。 半生の方がおいしいですが、入手は難しいかも。

五味子と水の量は適当です。
味を見て決めてもいいです。

分量の水に五味子をえ、一晩冷蔵庫に入れておきます。
朝になるとエキスが出ていますので、五味子は捨てます。
そして五味子水にハチミツを入れます。あまり甘くならない
ように、好みの甘さにしてください。

蜂蜜には腎気を補う作用があります。

ようするに、五味子茶は、
五味子で夏に働きすぎて生じた心肺の熱を冷まし、
蜂蜜で腎気を潤わせて精を付けるという戦略です。

作るのが面倒な方には、エキスや粉末も売られています。
>>楽天で五味子茶を検索

注意:あまり長い間、五味子を入れておくと、
苦味が強くなるので注意しましょう。

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