治療院経営の裏ネタ


ペラサイトを見ても患者さんは来ない

治療院のHPを使った集客について考えてみたいと思います。

うちは2000年に開業したときから、
手製ですがHPを作っていて、結構、来て頂いています。

失敗や成功の繰り返しで、手探りでしたが、
結構HPの集客では成功しているかも。
もっと成功しているところはたくさんありますけどね。

まっ、それはどうでもいいです。

さて、HPを使った患者さん集めのネタは、いろいろあるんですが、
今回はペラサイトについて考えてみたいと思います。

ペラサイトというのはアフィリエイターの間で使われるスラングで
わずか数ページのHP、あるいはブログのことを指します。

アフィリエイターはこのペラサイトをある目的のために大量生産
することがあります。各々のサイトは数ページなので検索エンジン
の評価は低いんですが、数あると、違った結果になります。


それはともかく、こういうペラサイト、鍼灸院のHPに結構あります。
ペラサイだけなので、当然、検索エンジンの評価は低いです。
仮にある程度検索結果が上位の方に来て、患者さん予備軍が
クリックしたとします。

治療の概略・特徴・料金・場所・適応疾患こんなところを
数ページしか書いていないHPで行こうという気になるでしょうか?

日記ブログに飛ばしても・・・
書いてあるのは、どこで遊んだ・旨いもの食った・家族との生活・・・

それがなに?
って感じるんじゃないでしょうか。

たぶん患者さん目線じゃないんですね。

患者さんが探している情報とは何か?を考える必要があります。
腰痛治療をしたい患者さんは、適応疾患に「腰痛」とだけ書いてある
HPを見てくるんでしょうか?

腰痛の原因:変形性腰椎症、ヘルニア、すべり症状、癌・・・

ん~、さっき見たHPにも書いてあったなぁって思うんじゃないですかね。
患者さんが探している情報は、そんなものではないでしょうね。
それに気づかないと集患に結びつかないと思いますね。

でもね~
9割はこんなページじゃないでしょうか?
「HPではなかなか患者さん来ないなぁ」
って悩んでいる人、多いんですけどね。


自費治療は高いのか?

鍼灸って自費治療で高くつきますよね~
思われるかもしれませんが、 ちょっと考えてみましょう。


鍼灸接骨院で鍼をする。
保険で450円・鍼代で+500円、
合わせて1000円。
安いなぁ~

でもね~
安いかどうかは、
通院を何回するかによって変わってくると思いませんか?

たとえば1回1000円で10回と、
1回4000円で2回とどちらが
お得でしょうか?


通院に必要な交通費や所要時間、
時間あたりの給料にしたらいくらになりますかね?

あるいは家事に費やせる量にどれだけ差できるでしょうか?

自費治療の治療者としたら、なんかあったときに
また通ってもらう方がお得なので

早く治していくら。

の意識が強くはたらきます。
それに対して保険治療の治療者としたら売上が少ないので

通わせていくら。
の意識が強く働きます。
自費で何度もかよう。
というのは、よほど困っているか、金持ちの患者さん でないと苦しいでしょう。


保険で早く治す。

のは薄利多売ですから、患者さんの数が多くないと
経営的に無理です。


さらに10分~15分の治療で、
自費治療と同じだけの効果を出すのは、
技術的に難しい。
できるとしたらかなり高度な技術なので、
接骨院の片手間にはまず無理。


接骨院なんかでも、
技術力のあるところは自費治療をやっています。
つまり安いところは安いだけの、
高いところは高いだけの
治療をやっているということです。

高くて下手な治療院はたくさんありますが、
保険のみで自費より上手いところは、
まぁほとんど見聞きしたことがありません。


ようするに、治療者も患者さんも、
費用対効果と懐具合を、どうするかという
問題になりますね。

医療はカネなり・・・?


お試し価格はリピーター患者獲得につながるか?

治療院を開店してから、経営が安定するまでにいろんな戦略を錬るかと思います。

そのひとつが、格安お試しコース。たとえば・・・

  • オープン時にお一人様一回限り、本来のが治療費4000円のところを、半額もしくは1000円のおためしコースを設定。
  • 来られた患者さんをリピーター予備軍として確保。
  • その後、案内メールを送ったりすると、リピーターに。

なんて皮算用をするのですが・・・

まあ、あんまりうまくいきません。
うちも開業当初やったことがありますが、うまくいきませんでした。


うまくいかない理由を、同業の友人たちと考えたことがあります。
患者さんにも聞いたことがあります。
結論は、「安ければよしとする患者層に、
継続した実費治療は無理」ということに。


継続して自費治療に来られるような患者さんは、真剣に困っているので、
少々のロスはあっても治療がしっかりした治療院を探そうとされます。
ですから、最初の1回や2回が安いから、
行ってみようという気にはあまりなりません。

来られる理由は信頼できる人からの口コミであったり、
ネットでしっかりしたHPを見たからであったりするからです。


だから,、しっかりした情報を患者さんに提供する方策を考える方が、
うまくいく確率が高いです。


ただし、お試し価格は保険を主体とする治療院なら、
リピーターが集まるかもしれません。

整骨院や鍼灸院の保険治療はほとんどが、
3割負担で再診500円くらいまで。

お試し価格ということで、
保険は使わず(やったら違法です)200円とかだったら
リピーター獲得につながるかもしれません。


鍼灸師と看護師、どちらが儲かりますか?

鍼灸師と看護師、どちらが儲かりますか?

若い人によく聞かれるんだけど、収入の安定性といえば、
だんぜん看護師でしょう。

国公立病院に入れば、仕事はしんどくても生活は
辞めるか定年するかまで保証されています。福利厚生
もしっかりしているし。

出産や旦那さんの転勤なんかで、退職したり、育児でブランクが
あっても、働くところは日本国内ならどこへ行ってもあります。


それに対して鍼灸師の資格はそういった、生活の安定を求めるのなら
まったく向かない職業です。

鍼灸師の資格を生かせる職場は限られています。
求人はあっても35才くらいまででしょう。

あとは開業して自分でやるしかないです。
学校卒業して、鍼灸師の資格で食べている人は3割前後じゃないでしょうか?


開業しても維持していくのは大変で、
鍼灸専業で開業して10年生存しているのは1~3割くらないかなぁ?
私は、これを執筆時点で開業10年ですが、
同級生53人で、
鍼灸専業で生き残っているのは私を入れて3人です。


鍼灸専業で年収1000万超える人もいますが、非常にまれです。
奥さんが専業主婦なら、一家を支えるには、経済的に結構つらい仕事です。


ただし、結婚されている女性には向いているんじゃないですかね?
旦那さんに、それなりの収入があれば、余った時間を有効に使うには
いいと思います。

家の一室を治療院にして、そこで近所の女性専用でやるとか、出張で
近所のお年寄りのところへ行くなんて形態だと、固定費はほとんど
かかりませんし、パートより時給は良いですね。

後はリピーター患者さんをどれだけつかむかです。


鍼灸院を紹介してください

先生のHPを拝見したのですが、遠くて通えません。
どこか紹介していただけないでしょうか?
という、メールをときどきいただきます。 しかしねぇ、これって、難しいんですよ。


私の所属している会の古株がやっている治療院だったら
間違いはないんですが、マイナーな流派なので、
うちにかなり近いところばかりです。

関東や九州だと、よく知っている友達とかになりますが、
お勧めできるところは限られています。


有名な先生や、名人と呼ばれている先生もいますが、
私から見たら、どうかと思う人もいますので、
これもご紹介できませんね~

おすすめできるところといっても、得意分野はいろいろですし、
先生との相性もありますからね。
ご紹介はなかなか難しいんですよ。

当院のHPのリンク集に掲載してあるところなら、
少なくとも間違いはないです。


自賠責で保険屋さんは嘘をつく

ちょっと前の話だ。
自賠責で鍼灸治療希望されている方から連絡があった。

整形外科か接骨院じゃないとダメだと保険屋に言われましたぁ~

「整形外科か接骨院」が「医師の同意書がないと」
なんて言葉に入れ替わることもあるのだが、

全部ウソ!
自賠責保険の取り扱い方法は保険屋さんが決めるのではなく、 国土交通省が決める。

保険屋がウソをつくので数年前に国会で取り上げられたくらいだ。

ウソをついていても、治療院側から連絡したら、たいがい、


了解ですぅ~、

てな二つ返事で、すぐに条件交渉に入る。

「私そんなこと言ってませんよ~」なんて雰囲気で
ツッコんでやろうかと思うのだが、時間の無駄なので
交渉に移る。

でも、たまに拒否されることがある。

それは役所を経由したら難なくOKになる。


当然だぁ!